「 足跡 」 の情報 

本書は戦前から戦後にかけオーストラリア（以下豪州）に渡ったウチナーンチュの足跡について、その全体像の解明を試みたものである。著者のジョン・ラム氏は

朝早く起きたつもりだったのに、砂漠の上は既ににぎやかな足跡で埋め尽くされていた。鳥や爬虫（はちゅう）類などの小動物やラクダのような

オーストラリアのブリスベンにあるクイーンズランド大学の古生物学者アントニー・ロミリオ博士は、その足跡を発見した当初のことを次のように語っている。